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第17章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 2

●一族、とは、厳密には『皇(すめらぎ)の一族』と言うらしい。

昔々の昔話の時代の頃から、ひっそりと、とある地域に住む人々の総称。

そこに住む人たちは、ちょっと特別、というか異端で、ヒトには持ち得ない力を持っていたとか。

「都を追われたのが、始まりとか?詳しくは知らねぇけど」とのコト。

ま、本当かどうか知らないけど、昔はそれなりに『化け物』も存在したとかしなかったとか。

異端だから、気味悪がられるものの、重宝もされたらしい。俗にいう、化け物退治をやってみたり、とか。

それが一族。今でも、とあるところで村として存在していて、

ある意味、孤立しちゃってるから考え方が一辺倒で、

「窮屈になって逃げたのが、俺であり、お前の父親でもあるな」らしい。

ただ、均さんはそれなりに影響力があるらしく、一族から簡単に絶縁させてもらえないらしく、

それなら、逆に一族を都合よく使ってやる、って思って、どっちつかずをやってる、と自己申告。

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