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第18章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 3

・・・カラダが、いう事をきかない。

声が漏れないよう、ベッドの中で思わず歯を食いしばる。

昼間、というか、太陽が空にある間は、普通に過ごせる・・・けど、

陽が落ち、暗闇が支配して、虫の音だけが煩い筈の・・・丑三つ時、午前2時前辺りから・・・。

疼く。

身体の奥、子宮が意志を持つ。意志なんて本当は有りはしないのに。

本能が理性を上回ろうとする。

「・・・クッ」

的場君の口移しから2日は、何もせず絶えた。3日辺りからは、指を使って私自身を慰め・・・。

こうなって今日で4日目・・・の夜。既に飢えている子宮を慰めているのに、イけどもイけども熱が治まらない。

突っ込みかき回す指は濡れ、声を漏らさない様に、必死に漏れ出る声を止め・・・切れず、

「・・ぁ・ぁあッイクッ」

イって、ピクピクと身体が動く。

的場君の“帰りたくなる様に仕向けた”のはコレらしい。性欲の・・・一時的増加。

帰れば済む話なのかしれない。斎に抱いてもらえば、疼きは治まって・・・。

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