テキストサイズ

contract

第19章 case8 【私ニ伸ビル複数ノ手】 1

気が付けば、斎の上に身体を横たえ・・・意識を飛ばしていた。

さっきまで、斎の上に馬乗りになり、快楽を貪っていたのは憶えていて、

意識を飛ばしていた時間は短かったらしく、お互いの身体が熱を帯びていて、熱い。

斎は寝ているらしく、ピクリとも動かない。

気怠い身体をやっとの思いで起こし、未だに嵌っている斎自身をゆっくりと・・・抜く、と、

「・・ぁ」

少しの刺激でも反応してしまう身体と、同時にドロリと流れ出る感触。

セックスの名残を自覚して、恥ずかしがるどころか、再度埋めたくなる。身体はどこまでも斎に慣らされ忠実、らしい。

思わず苦笑い。調教され過ぎ。ただ、そこで嫌悪感は無いから、私もどこかもうオカシイ。

窓の方に目線を向けると、昼間らしいことは解る。ただ、それ以上は解らない。

ついでに言うと、今何時なのか?も解らない。

もっと言うと、今日は9月の何日?っていう感じ。

・・・というのも、部屋の時計も、携帯も、気が付けば隠されてしまって、

9月は過ぎている筈だけど、学校にも行っていない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ