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第20章 case8 【私ニ伸ビル複数ノ手】 2
---均side---
・・・3日目。
何が、か、というと、絢乃チャンが意識を手放してから、の日数。
斎は手が離せないから、お前が絢乃を見張れ、と言われていたのだが・・・流石に屋敷に呼び戻した。
「何があった?」
魔王のご下問に、一応素直に答える。とはいえ、目の前の眠り姫の原因は、解らない。
絢乃チャンの眠る傍には、俺と斎、そして落合智明(おちあいともあき)が来ていた。
佐倉家の専属主治医であり、落合総合病院を経営する落合家の三男を斎が呼びつけて、何をさせているかと言えば・・・点滴。
本来なら、医師を呼ぶべきだと思う。そもそも斎の同級生であり、医師免許なんて持っちゃいない筈だが・・・妙に手際が良い。し慣れている。
俺の調べた情報によると、コイツは女をとっかえひっかえして遊びまくっている筈だったのだが、何時、習得したのやら。
「その手際で医者を選択しないとは」
「色々出来た方が都合がイイが、医者になる気は無い。だから、お前の『遊び』に参加したんだぞ?」
「そうだったな」
そう、コイツは斎のいう所の『宴』に参加した。佐倉紗香を孕ませる種馬の一人だったことを思い出す。
・・・3日目。
何が、か、というと、絢乃チャンが意識を手放してから、の日数。
斎は手が離せないから、お前が絢乃を見張れ、と言われていたのだが・・・流石に屋敷に呼び戻した。
「何があった?」
魔王のご下問に、一応素直に答える。とはいえ、目の前の眠り姫の原因は、解らない。
絢乃チャンの眠る傍には、俺と斎、そして落合智明(おちあいともあき)が来ていた。
佐倉家の専属主治医であり、落合総合病院を経営する落合家の三男を斎が呼びつけて、何をさせているかと言えば・・・点滴。
本来なら、医師を呼ぶべきだと思う。そもそも斎の同級生であり、医師免許なんて持っちゃいない筈だが・・・妙に手際が良い。し慣れている。
俺の調べた情報によると、コイツは女をとっかえひっかえして遊びまくっている筈だったのだが、何時、習得したのやら。
「その手際で医者を選択しないとは」
「色々出来た方が都合がイイが、医者になる気は無い。だから、お前の『遊び』に参加したんだぞ?」
「そうだったな」
そう、コイツは斎のいう所の『宴』に参加した。佐倉紗香を孕ませる種馬の一人だったことを思い出す。