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第21章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 1

「ついでに、絢乃ちゃん妊娠させたら」

「そうだねぇ♪そうしたら・・・」

「責任はちゃんととってあげるよ。絢乃ちゃん、嫌いじゃないし」

・・・ゾッとする未来を楽しげに語り合う2人。

斎とは違う、狂った人間の怖さを目の当たりにしている。

何としても逃げないとダメって事らしい。斎も的場君も私を探してくれているだろうけど、

今は自力で、ってコト。

括られた手足のまま逃げるなら、窓?

唯一のドアは鍵付きで門番よろしく高野香奈の背中だし。

「あははぁ、キョロキョロしたって逃げられないょ♪

因みに叫んでも無駄よぉ?ちょっとした結界を張ってあって、声もヒトも、なぁんにも通さないのぉ。

邪魔は入らないよっ♪だから、思う存分、アンアン喘いでぇ~♪」

「宴の時、抱けなかったから、楽しみだね」

って、黒田生徒会長はあのオジョウサマが好きなくせに、私にまで狙いをつけていたことをさらりと暴露。

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