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第22章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 2

直後。

ガシャァンッッ

ガラスが壊れる音と共に、突風が入ってきて、思わず目を瞑る。

一気に闇夜が舞い降り、入ってきた空気によって、寒さを自覚。

そして、ドカッと何かを蹴った音と、ザシュッという音が同時で・・・。

「・・がはぁっ・・・・」
「ギャァァァァァッ!!」

呻く声と、断末魔の叫びが同時に聞こえて、目を開けるのが怖くなる。

私は、ドウナルノ?

そして、ドアを開ける音とともに、電気が点く。

「姫様ッ」

暗闇に慣れていた目と、目の前の情景を見るのが怖かったので、未だ目は閉じたままだったけど、

切羽詰まった声と、毛布らしき暖かい大きな布をかけてくれる・・・私を一番“姫”と呼ぶ相手。

「的場、君・・・?」

「大丈夫。もうこれ以上酷い事はありません。斎様もそこに」

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