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第22章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 2

「ンッ・・ンッ・・ンッ・・」

指が一定間隔で、奥に押し込まれるので、漏れる声も同じく一定。

触れられているのは指だけなのに、刺激が増大している気がする。

「ぁンッ・ぁンッ・ぁンッ・・・」

寒かった筈の身体は熱を帯び、暑くて堪らない。同時に疼く身体もトマラナイ。

「俺の血を他の体内に入れると、普通の契約より拘束力が増す。

上手く良くかは、契約が出来ない絢乃には博打だが、あんなことは二度と御免だ」

斎が指から自分自身に置き換え、私を翻弄していく。

跨り、突きながら、何か話しているのは解るけど、今は疼く方が強くて、何を言っているのか、理解が出来ない。

「ゃぁッもう、ダメダメぇッ」

首を細かく振る。甘くてきつい刺激が終わらない。

斎の血のせいなのか、高野香奈のお香のせいなのか、それとも両方か。

何もかもが解らなくなる・・・。

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