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第22章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 2

ぼんやりとした視界。

身体は未だ熱を帯びていたけど、斎の姿らしいものはなく、

いつの間にか四肢を繋いでいた鎖は外されていた。

・・・物凄く気怠い。

何時ものセックスの後とは違う気怠さ。

そして、まとわりつく甘ったるい匂い。

シてもシてもし足りないと身体が訴えていて、斎がいない以上は自分で・・・。

股を大きく開き、指でかき回す頃には、目を瞑り、自分の世界に没頭していて・・・。

「・ぁんッ」

「へぇ?高野香奈の調合は女には絶大ってか・・・」

・・・誰かいるとは思っていなかった。

普通なら冷える頭も、熱病に浮かされている様な感覚では理性が勝つ事は無く、

その声を無視して指を動かし、胸を揉む。

「手伝ってやろうか?」

気が付けば、耳元で悪魔の囁き。

「手伝ってほしけりゃ、その台の上で四つん這いになりな」

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