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第23章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 3

「ここ、何処?」

目が覚め、気が付くとベッドの上だった。

カーテンから洩れる陽の光が少し眩しい。

部屋の雰囲気は、屋敷特有のものだったので、入った事のない部屋の一室に寝かされていた・・・みたい。

起き上がろうとして、はっとする。・・・服を、着て、いない。

直後、走馬灯の様に脳内で映像が流れる。生徒会長、高野香奈、斎、的場君・・・そして、均さん。

昨日の、怒涛の様なデキゴト。

「起きたか」

かけられた声に、ビクッと反応する。均さんが部屋に入ってきたところ、らしい。

今更ながら、照れと後悔と戸惑い等の複雑な気持ちがごちゃごちゃになって、

均さんをまともに見ていいのかどうか、逡巡してしまう。

「あれからのコト、教えてやるよ」

そう言いつつ、飲めと言わんばかりに差し出される水。

とりあえず、のどがカラカラだったのを自覚して、起きて受け取ると一気に飲み干す・・・。

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