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「っるせえな。何度も同じ事を繰り返すな。腰ぎんちゃく」

気怠くて暑い感覚が残る中、均さんの声が耳に届く。

『でも、流石に遅すぎませんか？』

機械を通した声が次に聞こえた。・・・この声は、的場君？

「かなめチャンが相当、大暴れするのは、妹殺した時点で解ってた話だろうが!?

前もって、絢乃チャンに危害が無いようにするのが俺の存在意義だっつうの」

『ですが』

「前にも言ったが、俺は絢乃チャン以外はどうでもいいって言っただろ？聞いてんのか？」

『ですが、姫様は貴方のものではありません』

「お前のモノでも無いだろうが」

『そうです。斎様のものです』

「フンッ。とりあえず、適当には帰る。が、寝てる絢乃チャンを無理矢理起こす心算はねえから、

帰るのは明日が妥当だろうな」

『だから、それでは遅すぎます!!』

「知った事か!!」