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第24章 case10 【私ハ貴方ノ手ヲ握ッテ】 1
落合先輩と会った次の日の、昼。
何時もなら屋敷の外の校内が騒がしい筈なのに、静かな事に、気付く。
「そういえば、冬休みだわ」
昨日先輩が『今日は終業式』と言っていたのを思い出す。
カレンダーを見ると、12月21日。確かに終了式の予定は20日だったから・・・。
「・・・ボケそう」
屋敷の中は平和なのだけど。
携帯のメールが見たいけど、それは許されてはいない。均さんと帰ってきて、セックス中に斎の傷を見付けた後、
抱き潰されて意識を失っている間に、携帯は没収されていた。
外部と連絡がとれない様に、そこは徹底されている。
「そういえば、傷が癒えてたな・・・」
傷の痕は残っているものの、うっ血のようなものは消えていた。何故あのような傷が出来たかというと、急遽傷を塞いだから、といっていたけど、
元々なんであんな傷?という問いには答えて貰っていない。
何時もなら屋敷の外の校内が騒がしい筈なのに、静かな事に、気付く。
「そういえば、冬休みだわ」
昨日先輩が『今日は終業式』と言っていたのを思い出す。
カレンダーを見ると、12月21日。確かに終了式の予定は20日だったから・・・。
「・・・ボケそう」
屋敷の中は平和なのだけど。
携帯のメールが見たいけど、それは許されてはいない。均さんと帰ってきて、セックス中に斎の傷を見付けた後、
抱き潰されて意識を失っている間に、携帯は没収されていた。
外部と連絡がとれない様に、そこは徹底されている。
「そういえば、傷が癒えてたな・・・」
傷の痕は残っているものの、うっ血のようなものは消えていた。何故あのような傷が出来たかというと、急遽傷を塞いだから、といっていたけど、
元々なんであんな傷?という問いには答えて貰っていない。