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夏、空。

第4章 水色



朝食を食べて、重い足どりで学校に向かう。

ずっと泣いていたせいか、目がひりひりする。

最近持つようになったコスメポーチ。

コスメといっても何も入っていない。

鏡とくしと日焼け止め。
それから、石鹸の香りのデオウォーター。

メイク道具は何も持っていない。
鏡を取り出し、目を映す。
やっぱりちょっと赤い。


学校についたら保健室に行くことにした。

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