テキストサイズ

夏、空。

第4章 水色



学校に着いてからまっすぐ保健室に向かう。

「失礼します。保冷剤とかありますか?」

「あら、おはよ~。どうしたの?」


保冷剤を探しながら私に状態を聞く。


「目赤いね。泣いたの?」

にこにこしながら私に話しかける先生は、とても優しくて、落ち着く。


「はい…。ありがとうございます」

ひんやりと冷たい保冷剤を受け取り、タオルで巻いて目にあてる。


ひやっとして気持ちいい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ