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ブルースカイ

第9章 マサ

「山さんがいつもソウに声かけるんがわかるわ。」



この少し前まで、フミ達と会社をやっていた。山さんと初対面の時から任されていた会社。



社長は山さんだったが、出てきた事はない。俺は総務・経理担当部長。フミは営業担当部長。他にも仕入担当部長と、各担当者が数人いて、そこそこの結果を出していた。



担当分けはされていたが、実際は営業も手伝ったり、金勘定の手伝いをしてもらったりしていた。



その時の詳しい話はしないが、今、フミはその話をしていた。



「仕事は仕事。人としての魅力とちゃうやろ。」



「通じるものはあるんちゃうん?」



「あったら苦労せんわ。」



「普段から出したらええんちゃうん?」



「アホ、疲れるわ。」

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