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ブルースカイ

第14章 明美

ある意味、揉めるのはチーマーにしろ、ヤンキーにしろ、仕事みたいなもんやからしゃーないにしても、俺に言うてくるんは、大概なんやろうな



フミの肩を叩く。



フミが首をかしげながら俺の方を見る。



俺は携帯を差し出す。



フミは携帯を受け取り、メールを削除すると携帯を返し、また詞に目を向ける。



強っまあ、今までの経験から考えると、正しい判断かもやな



でも、気になる俺、血の気多いんかなややこいんは、わかるんやけど、放って置くと更にややこしなるんは、わかってるしな



でも、フミは暗に関わるないう意味で消したんやろうから、答えはわかってるんやけど、一応、講義終わったら、フミに聞いてみよ



講義が終わり、2人で喫煙所に行く。



タバコに火を点けると、フミに聞く。



「なあ、マサからのメール、消したん、関わるないうことやんな」



フミは煙を吐きながら答える。



「わかっとるなら聞きなこじれて泣きついてきても、うてあいなや前も言うたけど、二十歳過ぎて暴力で解決するんは、バカや」
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