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ブルースカイ

第9章 マサ

「うちの前やから、言うただけで、あやしいんは、あやしいけどな。」



「なんでやねん。何もないんは、ほぼ毎日おるから、知ってるやろ。」



「福岡におるかもやわ。」



「あんな、疑い出したら限りないで。疑ってると、かわいい顔が台無しや。」



「もう、すぐそんな事言うねんから。」



美香はそう言いながら、少し嬉しそう。この件は、とりあえず収まったな。



「おもろなってきたな。」



「アハハ、不謹慎かな思ってた言えんやったけど、俺も思ってたわ。」



俺は微笑むと、タバコに火を点ける。



携帯がメールの着信を告げる。



俺は携帯を開いた。



「マサからやろ、なんて?」

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