ブルースカイ
第10章 恵(中)
「笑顔の時は虫も殺さんような顔してるくせに、人は見掛けによらんわ。まあ、聡らしいけど。」
「アハハ、見た目は育ちがよくて、行儀がいいみたいに見えんねんてさ。」
「黙って表情ない時は、たまに目付きが怖いわ。」
「ギャップある男やろ?」
「やんな。一昨日の怒った時は相当怖い顔してたわ。嬉しかったけどな。」
恵の肩を抱いて引き寄せる。
「状況見えんくらい、頭きたん。」
恵も俺の肩に頭を乗せる。
「うちのために、嬉しかったわ。あの時、『聡に全て捧げよう』と思ってん。やから、終電まで粘ったん。」
「ありがとな。かわいいやっちゃな。」
恵は首を振って言った。
「うちの方こそ付き合ってくれて、ありがとう。」
俺は左手で頭を撫でる。
「アハハ、見た目は育ちがよくて、行儀がいいみたいに見えんねんてさ。」
「黙って表情ない時は、たまに目付きが怖いわ。」
「ギャップある男やろ?」
「やんな。一昨日の怒った時は相当怖い顔してたわ。嬉しかったけどな。」
恵の肩を抱いて引き寄せる。
「状況見えんくらい、頭きたん。」
恵も俺の肩に頭を乗せる。
「うちのために、嬉しかったわ。あの時、『聡に全て捧げよう』と思ってん。やから、終電まで粘ったん。」
「ありがとな。かわいいやっちゃな。」
恵は首を振って言った。
「うちの方こそ付き合ってくれて、ありがとう。」
俺は左手で頭を撫でる。
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