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ブルースカイ

第14章 明美

考えているうちに家に着き、モヤモヤした気持ちを晴らすかのように、ウィスキーを煽って寝てしまう。



翌朝、麻理の電話で起き、電話をとる。



「おはよう。朝早くからどないしたん?」



「おはよううち、昨日のデートで決心したん。聡、うちに興味ないかもやけど、うち、聡に対する想い、捨てきれんねん、やっぱ聡だけしか愛されへんねん」



「まあ、俺にとっても、麻理は大事なんは否定せんけど、一足飛びやな」



「聡、うちと付き合ってや」



確かに麻理を女性として意識しているし、付き合ってと言われて嬉しい。



だが、それと好きは違う?それとも、付き合える=好き?やからって、麻理みたいな純真なタイプと、簡単に付き合ってええんかな



やっぱ昨日からのモヤモヤを解決せなあかんな。



「ちょい待ち、確かに麻理は大事な存在やねんやけど、ちょっと考える時間ほしいねん」



「むー、ほな、恋人未満から」



「アホ、今がそうやろとにかくしばらく今の関係のまま考えさせてや」

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