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ブルースカイ

第5章 美香

ゆうちゃんに促され、マンションの一室に入ると、そこのソファーに1人の女性が座っていた。





フミはズケズケと近づいていき、思い付いた質問を全てぶつける。





「ゆうちゃんの彼女なん?年は?あっ、学校はどこなん?よかったらコンパせーへん?名前と、番号教えてや。」





返事を待たずに盛り上がるフミ。苦笑したまま固まった女性。





見るに見かねた俺は、フミを床のフローリングに引き倒した。





「はいはい、それくらいにしとこうな。フミヤに免疫ない人には、その強引さ、きついねんで。」





「で、誰なん?」





引き倒したフミが立ち上がりながら聞いた。

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