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ブルースカイ

第5章 美香

気が付くと朝だった。





部屋には美香の姿はなく、部屋の合鍵と、一通の書き置きがあった。





書き置きの中には、美香の感情が切々と書かれてあった。





内容を簡単に書くと、





『過去の美香の軽率な行動によって、回りから孤立している事。

そんな中で下心なく接してくれ、さり気なく事ある毎に私を守ってくれた。

聡といると、私も今の幸せの中で生きていてもいいんじゃないか、と思ってしまった。


聡には迷惑かけられない、他の誰よりも聡と会えてよかったから。

付き合ってもらったのは、少しの期間だったけど、心から本当に幸せでした。

ありがとう。

聡だけは絶対幸せになってね。』





という内容が便せん4枚に切々と書かれていた。





まるで遺書だ。





俺は心当たりを探した。探し初めて2時間くらいたって、俺は思い付いてハーバーランドに向かった。

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