一人ぼっちの姫
第13章 すれ違い離れていく
ロートどこにいるのかしら?
探しても見つからないので、誰かに聞くことにした
誰なら知ってるだろう…
あっ…
「すみません…」
声をかけたのは道に詳しそうなおじさん。
おじさん『なんですか?』
そういって振り向くと、すごくおどろいた顔をした
おじさん『え…ル、ルイ様!?』
「…はい」
おじさん『…どうなされましたか?』
「…少しお聞きしたいのですが、ロートがどこにいるかわかりますか?」
おじさん『あぁ…ロート様なら、きっとあそこにある橋の下ですよ。』
「橋の下?」
おじさん『はい、ロート様は一人になりたいとき、決まってあそこにいるんですよ』
「そうなんですか…ありがとうございます!!!」