
一人ぼっちの姫
第14章 悲しみを乗り越えて強くなる
みんなが部屋へ戻ろうとした時、話さねばと思い引き止めた
「陛下、少し相談があるのですが…」
陛下「なんだ?言ってみろ!」
「国の決まりを、改正したいのです!!」
マリー「っ!!」
陛下「…なぜだ」
私の一言でみんなの視線は冷たいものとなった
「国を建てなおしたいのです。
身分差別などない国に…」
陛下「そうか」
マリー「…ルイ、お前はロート以外に好きなものがおるのか?」
…
「います。しかし決まり改正は、それだけが理由ではありません!!!」
マリー「そんな堂々とっ!」
陛下「いいだろう」
マリー「陛下っ!!」
「ホントですか?」
陛下「その代わり、国民に許可をとれ」
「許可…ですか?」
