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一人ぼっちの姫

第4章 変化

『あ…ただし、あまり目立たないようにと…


…ルイ様?』


私はキルトに抱きついた。


嬉しくて、うれしくてたまらなかった。





「ありがとう!!」





『…ルイ様、私、実は服を用意してきたんですよ。』


「服?」


『はい、…あまり豪華ではないですが、ルイ様にきっとよく似合いますよ。』



「かわいい…」


そういって差し出したドレスは、豪華なものとは言えないようなもの。


だけど、指にたくさん絆創膏が貼ってあって、

きっとキリトは私のために頑張って作ってくれたんだと思った。





手に傷までつくって…





「すごくうれしい!!」



そういうとキルトはうれしそうににこっと笑った。

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