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一人ぼっちの姫

第14章 悲しみを乗り越えて強くなる


部屋に戻ると、一人の女の子が立っていた。

『誰だ』

ロートの声に反応してこちらを振り向く、

髪は短くてとてもかわいらしい子。

たぶん16歳くらい…


?「は、初めましてっ!」

?「私、今日から世話係になりましたアリナスといいます…よろしくお願いします!!!」


「よろしくね、アリナス」

『よろしく』


「わからないことがあったら何でも聞いて」

アリナス「あ、それは大丈夫です。
兵士さんにいろいろと教えてもらったので!」


『兵士?』


アリナス「はい!とても優しい方がいらっしゃったんです。」



「…名前は?」


アリナス「え…名前は、キルト…とか言ってたような」


「!、そう…」


『…』



「彼は、元気そうだった?」

アリナス「え?普通に元気でしたよ?」



「そう…」

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