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一人ぼっちの姫

第16章 裏切り



やだ…


なにこれ…


どうゆうこと?


目の前が一気に真っ黒になって、


私は放心状態だった。



信じてたのに…




キルトの言葉を信じてたのに、



どうして?



なんでキルトとアリナスが…



ボトッ



手に持っていたキーホルダーを落とすと、


その音に気づき二人はこちらを見る…



やめて、




そんな目で見ないで!!!




「っ…」



私は逃げるように駆け出した。




『ルイっ!!』



ロートの声も聞こえず、ただ走った。



どうしてもそこから離れたかったから…

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