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一人ぼっちの姫

第18章 婚約



「ツキ…いいの?」



ゆっくりとこちらを振り向くツキ


涙を我慢しているようだった



ツキ「私、ほんとは止めてほしかったんです。

わざわざ言いに来たのは、行くなって、言ってほしかったんです。でも…」



「っ…ロートだって…」



ツキ「え?…」


「ううん、なんでもないわ…」



…これは、二人の問題だから、私が入ったら意味がない。



ロートが何を考えているかはわからない。


だけど、ロートは今でもずっとツキを好きなはずだから…




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