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一人ぼっちの姫

第18章 婚約




「え……」


ツキの目がだんだんと涙目に代わっていく。


「ふぇ…ふえぇ~んっ…」



『え!?』



急に泣き出したツキにどうしていいのかわからない俺…




『な、なんで泣くんだ!?』




どうすればいいんだ…



「ぅ…ううう~」



『とりあえず、落ち着け…』




「だって~、嬉しくって…」



『え?』




「そんなこと、言ってもらえるなんて…思ってなかったから…


ねえ、ロート…」



『なんだ?』




「さっきのこと、本当だよね?」




『当たり前だろ!あんなこと冗談で言えるかよ…』




「よかった~」



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