一人ぼっちの姫
第21章 永遠の愛
「・・・こうして、ルイとキルトはもうい一度会うことができました。
…はい。お話は終わりよ」
「え~、それで終わり?」
「それからお姫様と兵士さんはどうなったの?」
「そうね~。
きっと、かわいい子供や大好きなお父さんたちと、幸せに暮らしてるはずよ。」
「…私たちみたいに?」
「そうよ。」
「アイル!キーンっ!!」
「…ほら、行きましょう。
お父さんが待ってるわよ、アイル。キーン。」
「「はーい」」
彼女は、走っていく子供たちを見ながら、
ニコリと笑顔を浮かべた。
そして、絵本を閉じて本棚へとしまった。
走っていく子供たちはこちらに振り向くと、愛おしい笑顔を見せた
「「…母様っ、早くー!!」」
「ルイっ!!早くおいで!」
「はーいっ」
おしまい❤