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一人ぼっちの姫

第6章 キルト不在

マリー『ルイ、早く席に座りなさい。』

カレンとアリスの母であるマリー様に言われ、私は席に座った。


『汚らしいドレスだこと・・・』

『クスクス』

周りの目は、思っていた遠き冷たく、上から見下ろすような眼で私を見る。


「…」


カレン『・・・まあ、懐かしいわ、ルイじゃない』

聞き覚えのある声がして、そちらを振り向く。


「っ!!カレン!」



『久しぶりね、ルイ

ずいぶん惨めな格好をしているのね』


侮辱するように私をカレンは嘲笑った

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