テキストサイズ

一人ぼっちの姫

第8章 帰ってきた

『すみませんロート様、ルイ様が嫌がられているのでやめてもらえますか』


その声…!
「キルト!!」

『すみませんルイ様、少し遅くなりました。』



ロート『…なんで、兵士なんかに命令せれなきゃならないの?』



『…私の主はルイ様ですから。』


キルト…


『ルイ様を守るのは、私の役目です。
ルイ様が嫌がっているのなら、だれが相手でも助けにいかなけなくてはいけません!!』


ロート『〈チッ〉…なんだその返事…。
兵士は、俺ら王族の言うことだけ聞いてればいいんだよ!!!

もういい、さめた』


そういうと、ロートは帰っていった。


怖かった。



やっと、帰ってくれた。



木からが抜けたように私は地面に膝をついた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ