テキストサイズ

一人ぼっちの姫

第11章 気持ち

『ルイ様、おはようございます』

「おはよう」


キルトの声は、とても落ち着く。


『ルイ様』



「なぁに?」



『ルイ様の、結婚の日が決まりました。』


え…



「い、いつ?」





『2週間後です』



っ…


あと、



二週間しかキルトといられない。




もう、時間がない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ