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一人ぼっちの姫

第3章 出会い

『ああ…そうでした…申し遅れました、
私は今日からルイ様の世話係になった、キルトです。
どうぞキルトとお呼びください』


キルト…


「私でいいの?」


『え?』


「私には、もう世話係がいるし…それに、世話係なんて必要ない…。」



『どうしてですか?

あなたは姫です。もしものことがあっては大変なのです。』


「それでも…」


『私は、あなたを守るために世話係になったのですよ?』




「…私は、姫だけど…身を隠しながら生活している姫よ?」


守られる必要なんてない…


『…だからなんですか?
関係ありませんよ!!

あなたは、この国の大事な姫です!!』







・・・




「キルトって、変わってるのね…」

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