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この手を離さないで

第2章 出逢い

鍵があいてる。閉め忘れた。

ま、大丈夫だよね~

麻千架「ただいま。」

私は高校入学したときに一人暮らしだ。

両親と仲悪い訳じゃなく、むっちゃ仲イイけど、一人暮らししたいっていったらOKでした~

今、両親はアメリカに住んでいて、いちようなんかの社長しているらしい。


おかえりーって自分の心の中で今日も言う。

麻千架は寂しい人間なのさ(笑)

??「おかえりー」


なんだ今の。幻聴が聞こえるようになってしまったのか。

菅原麻千架は今幻聴が聞こえましたよ、みなさん。


-トコトコ-

??「こんにちは。今日から一緒に暮らすことになった、藤道光。よろしく!」


麻千架「…!」


幻覚まで見えた。

トコトコ何かが歩いて何か喋った。


光「もしも~し?」


やばいよ!不審者が入っていた。鍵閉め忘れたからだ。


麻千架「警察に電話!」


光「ちょ!待って。俺らは君のお父さんに言われてきたの。」


麻千架「はあ?」


何か見たことあるな?誰だっけ?

光「俺らはいちようアイドルなんだけど、事務所の社長と君のお父さんが親友でそれで住むことになった。」


何言っちゃってんの?頭おかしいでしょ。

麻千架「全然、理解不能。しかも、俺らって他にもいるの?」


光「うん。あと4人。」

4人!?全員で5人。
何?何が私に起きている!?


麻千架「う、そでしょ…」


そのとき、玄関が勢い良くあいた。

「「「「ただいま!」」」」

ってお前らの家じゃね~

社長「やあ、麻千架ちゃん、久しぶりだね。元気そうだな。」


この人知ってる!
おじさまだ~
お父さんの親友…
まさかおじさまが…


麻千架「おじさま、久しぶりです。まさか、この人達の事務所の社長っておじさまですか?」


社長「ああ、取りあえず入っていいかい?」


麻千架「ど、どうぞ…」

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