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この手を離さないで

第2章 出逢い

おじさまは私の家中を見てから、リビングに戻ってきた。

いや、女の子の家をいくら知り合いだからって見るかよ!


社長「この家広いな~もう5人なんて案外余裕だな。」

私の心が余裕じゃないんですけど…


それより早く、状況説明だろうが!

麻千架「おじさま、説明してください。」


社長「実は、この5人は事務所が一番売り出しているグループだ。こいつらは仲良くなるために一緒に住んでいるんだ。おかげですごい仲いいぞ。」

いや、初めて会ったんで仲イイとか、知りませーん。


社長「だけど前の家がファンにバレて、困っちゃったときにお前の父さんに話したら、こうなったわけだ。じゃあ俺仕事があるから帰る。ばい。」


うそでしょ!私まだ住んでいいなんて言ってませんよ。

麻千架「え!ちょ、待ってください。」

-ドン-

帰っちゃったよ~どうすんだよ~


光「あの~大丈夫?」


んなわけないだろ!


麻千架「だ、大丈夫です。」


光「みんな紹介するから。」

何か異世界に来ちゃったみたいだよ…

まず、アイドルとかここまでファンにバレたらどうすんねん!


光「俺はさっき言ったから大丈夫だよね。じゃあ漣から自己紹介。」


漣「…高城漣です。」

この人も見たことある
金髪の髪…
日本人ばなれした顔…
しかもクールで無口…


っっっっあ!


麻千架「WAN MOONだ!」


光「知ってるんだ。」

そりゃあすぐ近くに大ファンがいるからね(笑)

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