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この手を離さないで

第8章 私がしてあげられる事…

少し濡らしたタオルで拭いていく…

漣「…ん」

脇腹を拭くと、くすぐったいのか、小さく吐息を出した。

弱点発見!

脇腹弱いなんて…

男子は、平気なのかと思ってた!

漣「ん…ぁ…」

タオルが胸の突起に当たった瞬間、さっきよりも、大きな声が出た。


起きちゃったかな?

大丈夫みたい。

そこも弱いんだ/////

何か、変な気分///


よし!

上半身は拭き終わったぞ

漣「…ん、麻千架?」

起きちゃった…

麻千架「れ、れ、漣君これは、違うの!体拭いてあげようと思っただけで、その、だから…」

漣「大丈夫…分かってるよ。ありがと…」

まただ…

麻千架「ごめんね//」

また、漣君にキュンとした。

だって優しいんだもん。

漣「麻千架、少し恥ずかしい////」

そう言って、熱のせいか、照れてか赤くなった顔をそっぽに向ける漣君。


そりゃそうか。

よく考えたら、上半身裸だもんな。

麻千架「ごめん!いま出て行くから、着替えて」

-バタン-

はあ、恥ずかしいな、私////

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