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或空の群青

第1章 クリームソーダ







快楽の終わりが来るのだ。

私は小学生の時から
この馬鹿な行為を
していた為に、

皆が「イくってどんなのかな」
とはしゃいでいた時期に
実際自分はイってるのか
分からなかった。



でもこの年になると分かった。



びくびくと痙攣して、
ジェットコースターを
降りるようなこの背聴感が
「イく」ということなのだと。



私は訳も分からずに
腰をうねらす。



声が一際大きくなり、
涙が次々と溢れた。


「んはぁああっ!
んっく!イくよあぁあ!っ」







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