或空の群青
第2章 愛し苦しや
ああ、どうして…
私はいつも気持ち良いのに
涙が溢れてくるんだろう
涙を嗚咽もなく
ただ静かに流しながら
のんちゃんと二人、
孤独の欲を持ち寄りながら
「んああっはぅ、あんっ」
「ゆ…っき、ちゃ、はぁッ」
「イっちゃう、よぉ……んっ」
「私ももうっ………
一緒に、…イこ?」
腰をお互いの身体に
擦り付け合いながら
私の指はのんちゃんの
中の壁を強く擦りあげ、
のんちゃんの指は
私の敏感な種に
爪をたてるように捏ね、
唇を互いに這わせながら
唾液をだらしなく
垂らし続けていた
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