テキストサイズ

ギュッしてっ!

第4章 決意



ガチャ

勇輝「紘先輩、遅いです!」

紘「わるいっ。じゃあ、始めるか。」

勇輝「せんぱいっ!僕、話があるんですけど。」

紘「なんだ?今から打ち合わせするんだろう?」

ヤバイ。
まさか、こいつから話しを切り出し始めるなんて…。
どうしよう。
普通に!普通に行こう!

勇輝「違うんです先輩!打ち合わせの話しではなくて…。」

紘「なっ、なんだ?」

勇輝「率直に言うとですね、紘先輩、最近、僕の事避けてないですか?」

紘「なっ、何のことだ?」


ガンッ

勇輝「先輩その言葉、僕の目を見て言ってください。」


驚いた。
こいつがこんな事、言うなんて。
もう、ダメだ。
だって大好きなやつが今、俺を壁におしつけてる。
よしっ!腹を決めよう。

フラれてもいい。
それでも、この気持ちをちゃんと伝えよう。

紘「佐久間、あのなっ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ