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ヤンキー守護レイ

第22章 黒木くんと私。

私の両手は黒木くんの頬を包む。


親指を動かし、黒木くんの涙を拭き取り、その分私が泣いてしまう。


も「…っがいだからっ

お願いだから…

泣かないでくださいっ…!

大好きな人の泣いた顔より、


かっこいい笑顔の
方がいいですぅ…うっうっ……!」


私の必死の姿に、無邪気な
笑顔で答えてくれる黒木くん。


私は体の力が抜け、

黒木くんの胸に寄りかかってしまう。

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