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いつもそこには、君がいて

第1章 1 月曜日


 一本道で動けないでいたかと思ったら、今度は自己嫌悪の落とし穴か……

 次に会うとき、福田さんにどんな顔をすればいいのかなんて、考えられないくらいへこんでる。



 もう、私ひとりじゃ、身動きひとつできないのかな。

 どうしよう……

 “誰か助けてくれませんか”

 そう言えたらどんなに楽になれるだろう。



 ひとりきりの小さな空間、虚しさを通り越して自嘲の苦笑いがうっすら浮かんでくるだけだった。












第1章 月曜日 了


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