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完熟の森

第13章 花火

五月の香りも鼻を掠めた。


理音のと混ざり、クラクラした。


だから出来るだけ理音に僕も寄り添って歩いた。


理音を見たら甘ったるい目で僕を見た。


可愛い理音…


僕は五月を無視して祭りを楽しんだ。


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