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完熟の森

第15章 変化

芋を食べ終わると、雫は部屋からコーヒーを持ってきてくれた。


焚き火を囲みながら飲むコーヒータイムは凄く優雅で贅沢な時間に感じた。


雫が焚き火を見ながらカップに口を付ける横顔にドキリとした。


「次は秋刀魚にしよう」


雫は秋の味を堪能したいらしい。


「秋刀魚は七輪がないと」


「じゃあ七輪買うわ」


張り切ってる雫が元気そうで僕は嬉しかった。


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