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完熟の森

第17章 身も心も

僕の体から精液がなくなるかと思ったけど、不思議と枯れなかった。


7回目の途中で、僕は力尽きてそのまま眠った。


夜中に恐ろしく空腹で目が覚めた。


雫は隣で寝息を立てていた。


雫の髪を撫でて、ベッドから出るとキッチンで菓子パンを見つけて、三つも食べた。


それから喉も乾いていた事に気づき、冷蔵庫からミネラルウォーターを見つけ、飲みまくった。


セックスってこんなに腹が減るんだ。


僕は可笑しくなって一人で笑った。


腹が満たされたら、また睡魔が襲って雫の横に潜り込み眠りに落ちた。


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