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完熟の森

第20章 恋人 1

部屋に戻ってから雫も滅茶苦茶セクシーなドレスを着てメイクまでして見違えるようだった。


「千晶は今日だけ大人よ」


「雫…なんか違う人みたいだ」


「千晶もよ」


そう言ってくれたから、僕は引き寄せてキスをしようとした。


「ダメよ。せっかくのルージュが取れちゃう。

さあ、行きましょう」


僕はこれから何が起こるか分からなかったけど、凄く高揚した。


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