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完熟の森

第24章 桜

学校が終わって真っ直ぐ雫の元へ向かった。


雫は家にいなかった。


桜の木のところだと思って、急ぎ足で森の中を移動した。


雫は桜の木から滴る枝の花びらに触れていた。


僕はその姿があまりにも美しく、圧倒される。


暫く雫に見とれていた。


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