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完熟の森

第26章 雫と家族と僕

「違うよ」


嘘ついた。


「違わないでしょ」


勿論バレてた。


僕は黙る。


「千晶、今日は帰ってきなさい。母さんと話しましょう」


「分かった」


周りに人もいるし、ひとまず穏便に別れた。


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