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完熟の森

第26章 雫と家族と僕

「ねえ、何が言いたいの?俺は何にも悪い事はしてないよ」


僕は母さんを睨みつけた。


「年上に惑わされて、泊まって…如何わしい。あなた、高校生なのよ。高校生の彼女はどうしたの? 高校生らしくお付き合いしてよ」


ほら、きた。


「母さんの言う高校生らしくって、俺分かんないよ。理音と付き合ってた頃の方がよっぽど如何わしい行為してたよ」


「なっ…何言ってのあんたはっ!」


母さんはブチキレ寸前だった。


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