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完熟の森

第26章 雫と家族と僕

父さんは床に座って胡座をかいた。


僕はベッドに座った。


父さんは煙草を出した。


僕の部屋には灰皿がない。


でも父さんは自分の灰皿も持っていた。


沈黙が怖かった。


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