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完熟の森

第26章 雫と家族と僕

父さんはゆっくりと煙草を吸った。


目を細めて旨そうな顔をしてた。


「父さんが見た可愛い子はどうした?」


そう聞かれた。


「今は俺の友達と付き合ってる」


「で、お前は今は年上と付き合ってるわけだ」


「うん…」


暫くまた沈黙があった。


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