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完熟の森

第29章 最高のシチュエーション

「おい、濡れたぞ」


悔しいから仕返しした。


僕が掬った海水の量は意外に多かったのか、雫は思いっきり濡れた。


雫はケタケタ笑って、僕にイタズラな顔で近づき、僕を思い切り突き飛ばした。


僕は海水の足元でよろめき、尻餅を突いて全身ずぶ濡れになってしまった。


その姿を見て雫はもっと笑ってた。


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